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スタッフブログ更新:仕事道具の事

2013/5/2

 月日が過ぎるのも早いもので、年度も変わり25年度が始まりました。
私が設計の仕事に携わるようになり、20年が過ぎようとしています。
たったの20年ですが、私たちの業務を行う環境も随分変わりました。
入社当初は、ドラフターを使い手書きにて図面を書いていたのが、今では
CADに変わり、図面は全てパソコンで作図を行うようになりました。
CAD化した当初、CADは手書きのサブとして使用しており、矩計図等の
詳細図は手書き、一般図はCADと使い分けをしておりました。
出力した図面も、シャープペンシルと消しゴムを使い手書きにて修正を行っていました。
その頃はパソコンも性能が低く我々の書く図面にCADが対応できなくなり、
作図の途中でCADソフトが動かなくなることもありました。
それが書き手の技術向上、パソコンの性能UPとともにドラフターからパソコンへと
全て入れ替わっていきました。
手書きの頃は、きれいな図面を書くためにシャープペンシルを回しながら
図面を引く(常に芯を尖らせるため)型板を使い数字を書く、字消し板と
電動消しゴムを使いきれいに図面を修正する等を行ってきました。
しかし作図環境が変わり、これらの道具を使用することも現在はまったく無くなり、
道具たちは私の机の中で新たな活躍する出番が来ることも無く眠ったままとなりました。
図面の作図がCADになり、図面の出力もプリンター及びプロッターでおこなうようになりました。
弊社で使用するプロッターも、現在では4代目となりました。

初代、2代目のプロッターはシャープペンシルを使ったプロッターでした。
初代プロッターは、30本程度あるカートリッジにシャープペンシルの芯を1本1本
入れなければならない大変手間のかかるもので、マシンガンのような音をたてて
図面1枚の出力に1時間程かかっていたと思います。常にストックしていたのですが
まれに特定の芯が無くなり、夜中に図面が出力ができなくなりパニックになったのは
いい思い出です。現在ではシャープペンシルの芯からカラーインクに変わり図面も
A1サイズを1枚5分程度で出力することができるようになりました。
このおかげで、図面を一晩かけて出力する事も、今は少なくなりました。

 


我々の業務は、事務所で図面を書く事だけではありません。
 現地調査、視察、現場監理と外に出る事も多くあります。
その時必要となる道具がカメラです。
仕事で使うカメラも、随分と進化を遂げました。
入社した当初はアナログカメラで撮影を行い、現像に出す。急いでいるときは
現像が出来たタイミングで写真を取りに行き、現像された写真を切り貼りして
資料の作成を行っていました。
それが段々デジタルカメラに変わり、撮ると直ぐにパソコンに取り込み
一枚の完成品として資料を打ち出す事が可能となりました。
以前は写真等を切り貼りし、カラーコピーをお願いする作業でしたが、それが
今では社内で社内で完結する作業となりました。
そして今では、携帯電話にカメラがついている事が普通となり現場で撮った写真を
直接会社に送ることが出来るようになり。より正確な情報を伝達する事が出来るように
なりました。

 

これからも、我々の使用する道具はさらに進化をしていくと思いますが
道具は変わっても、引く線の一本一本は手書きの頃と変わらず大事に引いていきたいと

思います。

 

設計部 深田

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