木造の保育園
2012/5/13
昨年度、匠建築研究所では、木造の保育園の設計監理を担当させていただきました。
設計の打合せを進める中で、限られた工期の中でベストな構造方法は何か、検討しました。
当初は鉄骨造での検討もしていましたが、採用したのは木造。
平成22年度に林野庁から公布・施行された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」を受け、
該当する公共建築物の設計の際には、木構造の採用を考えていたところでした。
保育所は、2階に保育室を設けると、準耐火建築物にしなくてはいけません。
今回、木造での準耐火構造を可能とし、接合金物が露出しない構法を採用したことで、
木の温かみと質感をそのまま活かした、木の香り溢れる園舎が完成しました。
作りたかったのは、大きな縁側があるおばあちゃんちみたいな園舎。
設計の段階から、絶対気持ちいい場所になると確信していたデッキテラス。
お天気の良い日は、ひなたぼっこしたいくらい、気持ち良い場所です。
完成までにはたくさんの検討事項、打合せ、壁にぶつかる事も有りました・・・。
ですが、信頼してくださったお施主様、
真冬の工事にも関わらず作り上げてくださった多くの皆さんのご協力をいただき、
平成24年4月に無事に開園を迎えました。
この場所ではすべてをお伝えしきれませんので、また続きは改めてアップします。
実績の概要はこちら→東青葉保育園