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大阪出張レポート

2015/6/12

4月下旬に仕事の打合せで大阪出張がありました。

その際、1泊をして2日目に大阪の建築を色々と勉強してきましたので、遅くなりましたが少しだけ紹介します。

まず、ホテル近くにあったガエタノ・ペッシェ設計の「オーガニックビル」へ。

オーナーの企業理念「自然との共生」をコンセプトにアイデアを募り、イタリア人アーティストの132個の植木鉢を壁面全体に取付けるデザインが採用されています。

植物の種類や植木鉢の形は全て異なり、自動給水システムで管理されているみたいです。

次に、電車に乗って安藤忠雄設計の「司馬遼太郎記念館」へ。

内部の写真撮影はできませんでしたが、高さ11mの壁面書棚や縦横寸法の違うステンドグラスで造られた展示室は、創造力の湧きあがる空間でした。

内部も素晴らしかったのですが、外部も住宅地に対するスケール調整や植栽の計画など、気の配り方が表れている建築でした。

次に、また電車や地下鉄に乗って竹中工務店設計・施工の「あべのハルカス」へ。

外観デザインはシーザー・ペリが監修を務めていて、ゼネコンの設備や構造的な部分を外観デザインに上手に取り込んでありました。

ここまで来たら、街を展望できる天上回廊と天空庭園のある地上300mへ。

天上回廊・天空庭園での人々の活動の背景が、小さな建物で埋め尽くされた街で、今まで味わったことのないとても新鮮な感覚でした。

他にも大阪市の美術館や科学館、中之島フェスティバルタワーなど建物を見て回りましたが、長くなるのでこのくらいで終わりにします。

大阪の建築は自然を取り入れた空間が多く、ヒト・モノ・コトの多い街に、休息の場を与えているように感じました。

設計部1課 井田

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