進行中物件【福岡市営住宅耐震改修】コンクリート試験練
2018/6/22
現在、私どもでは、福岡市営住宅の耐震改修工事の監理を行っています。
PC(プレキャストコンクリート)で補強フレームを構築する工法で、先日は、そのPCに使用する
コンクリートの試験練の立会いに、プラントまで行って参りました。
通常のJIS規格品のコンクリートの場合は試験練は行わないのですが、今回使用するものは設計基準強度
50N/mm2の高強度であるため、コンクリートの性状及び強度発現を予め確認するために行いました。
(1)まず計画された配合に基づき、各材料の計量を行います。
▼ 順番に、①セメント ②③粗骨材(2種類) ④⑤細骨材(2種類)⑥混和剤(高性能AE減水剤)
⑦水(⑥の混和剤を加えたもの)
▼計量完了
(2)これらを攪拌式のミキサーに投入し、一定時間練り混ぜを行います。
▼材料投入
▼練り混ぜ状況
(3)練り上がったコンクリートのスランプフロー・空気量・コンクリート温度・塩化物含有量を測定していきます。
▼スランプフローと空気量測定
(4)圧縮強度試験用のテストピースを採取して完了です。
▼テストピースは、材齢1日・7日・28日用と採取
後日、材齢7日の圧縮強度試験の速報が届きましたが、すでに50N/mm2を超えており、無事強度が
発現していることに安心しました。