おしゃれは足元から
2021/11/24
紅葉真っ盛りとなり、野山はすっかり秋の色に覆われています。
冷たい秋風が心地良い日 有田焼で有名な佐賀県有田町に世界中のビンテージカーが集まりました。
このイベントの名は『ツールドアリタ2021』
ツールドアリタは古くからヨーロッパ諸国との交易が盛んに行われていた歴史的背景をコンセプトにされています。
展示車両は約100台。どれも隅々まで整備が行き届き磨き上げられた車両ばかりでため息がとまらず過呼吸になるかと思いました。
『おしゃれは足元から』と某有名ファッション評論家さんが言っていたことを思い出し、展示車両を見ていたらこれもまた隙がありません。
”PIRELLI(ピレリ)” ”MICHELIN(ミシュラン)” etc
高級クラシックタイヤのオンパレードです。
そこで今回は特に装着率の高かったミシュランに注目します。
みなさまお馴染みのレストランの評価を星の数で表す”ミシュランガイド”
この発行者がミシュラン社です。
タイヤ会社であるミシュラン社はパリ万博が行われた1900年にフランスで自動車運転者向けにガイドブックを発行されたそうです。
ガイドブックには車でドライブしたくなる内容がぎっしりと詰まったもので、ミシュランは自動車旅行が活発化し、タイヤの売れ行きが上がることが目論見だったといわれています。
このハイセンスな経営方針で突き進むミシュラン社の代表作が”MICHELIN XWX”
ミシュラン社によると
1970年代、最速を誇るスーパーカーに装着されていた唯一のラジアルタイヤが”XWX”
超高速域でも非常に快適な乗り心地を発揮し、VR規格の”XWX”は210km/hを超える速度でも走行を走行を可能とし最高速度はWレンジ(270km/h)とのこと。
また、なんと言っても”MICHELIN XWX”の魅力はデザインです。
ブロックパターンのトレッド”W”のアルファベットをモチーフにしたサイドのパターンなど、どれをとっても男前で雰囲気抜群なのです。
しょせんは消耗品であるゴム製品
されど命を預けているゴム製品
いつかは”XWX”と想っていた私は今宵も妄想にふけり自分の愛車に”XWX”を装着することでしょう。
高橋