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社内研修イン京都

2018/12/21

我が社では二年に一度社内研修があり、11月に京都へ行って参りました。中途入社させて頂いた私にとっては始めての研修会でした。

1日目は、社員全員で京都ならではの観光地めぐり、2日目の夕食を除き3日目のお昼頃までは、自由行動というスケジュールでした。

 

1日目は、京都駅から貸切バスで移動し、宇治で宇治茶天ざるそばを食べ、平等院、伏見稲荷大社、京都国立博物館、東寺のライトアップ見学、ホテルで夕飯という、中々タイトなスケジュールでしたが、天気にも恵まれた良い1日でした。

 

私が1日目に最も印象があったのは、建築家、谷口吉生氏の京都国立博物館(平成知新館)です。

博物館なだけに、この日は日本刀の展示がなされており、刀を見に来ている人々が沢山来場されていた様ですが、私の目的は、谷口氏が手掛けたディテールの探究でした。

防火戸の納まりや階段の手摺、ルーバーの1枚1枚に至るまで、手で触れ納まりを眺めては、記憶に留める様に凝視していました。

なぜなら、館内撮影禁止だったからです。

 

帰りに受付の方に聞いたところ、館内のディテール集などは販売しておらず、非売品ではあるが2階の閲覧室でディテール集を見る事ができるとの情報を得たので、時間ギリギリまで眺めていました。

 

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宿泊したホテルは、グランドプリンスホテル京都といい、1986年竣工、建築家、村野藤吾氏が手掛けた建物で、村野氏の最晩年の作品として有名です。

竣工当初は、京都宝ヶ池プリンスホテルと言われていたそうで、円形に部屋が配置され、中庭があるというドーナツ型の建物です。

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今回宿泊させて頂いて感じたのは、建物の古さはあるものの、しっかりとしたディテールと造りは、時代が過ぎても魅了するものがあるという事でした。

 

二日目は、自由行動でした。

 

私は、修学旅行と家族旅行で有名な観光地は、ほぼ行ったことがあった為、そうではない場所に行きそうな深田チーフと共に行動させて貰う事にしました。

 

まずは、京都市下京区観喜寺町にある京都鉄道博物館。

こちらは平成28年4月に開業した日本の鉄道の歴史を通して近代化の歩みに触れるというテーマで建てられたものです。

 

現存する日本最古のRC造の扇型車庫が有名で、20両の蒸気機関車を保存・展示しています。

 

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次に北野天満宮、こちらは唯一私が行ってみたかった神社です。

福岡には太宰府天満宮がありますが、ここ北野天満宮は全国天満宮の総本社と言われており菅原道真公との縁も深い所です。

本殿の造りも太宰府天満宮とよく似ていました。

境内で甘酒が振舞われていましたので、頂きました。

 

このあと、金閣鹿苑寺に十数年振りに行きました。

ちょうど訪れた時に1階の1部が開放されており、木彫りの像が見えました。

後で調べたところ、宝冠釈迦如来像というものでした。

他に訪れた方に聞いたところ、1階部分は閉まっていたとの事で、時間帯によるものだったのか珍しいものを見させて頂きました。

 

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夕飯は、祇園にある京料理に舌鼓を打ちました。

 

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三日目は、お昼まで平安神宮近辺にある、建築家:槇文彦氏の京都国立近代美術館、武田五一氏の京都府立図書館、前川国男氏のロームシアター京都などを見学しました。

 

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3ヶ所共明治から昭和までに建てられた建物です。造りは古いものばかりですが、どっしりとした風格もありました。また、これらの建築物を礎として近代建築のディテールにも影響を与えてきたのではないかと思う次第です。

 

また次回京都を訪れる事があったら、新たなる発見をしていきたいと思います。

 

設計部1課 片岡

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