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赤い物体

2020/9/29

現在、私は、博多港(福岡市)近辺の現場に通っています。

最近は気候も良くなって来ましたので、晴れた日は、時々博多埠頭(ベイサイドプレイス)のベンチで、

海を眺めながら弁当を食べたりします。

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その視界の東側に、赤くそびえ立つ物体があり、いつも気になっていました。

今回、思い立って近くに寄って見ることにしました。

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海に向かって跳ね出した板の上に、ヘラが立っているようなこれは ...

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この場所が終戦後の引揚げの港であったことを記念するモニュメントでした。

船に乗った人間を形どったもののようです。

作品名に、この場所の昔の呼び名である「那の津」が用いられています。

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近くに別の記念碑があり、それによると、ここは引揚げ援護港として、日本人の中国・朝鮮からの引揚げ、

そして、在日中国・朝鮮人の帰国が、昭和20年(1945年)の終戦直後より約1年5か月に渡り

行われたとあります。

これらの記念碑は、戦後50年の節目の年に当たり、平成8年(1996年)に建立されたものと刻まれています。

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                    *    *    *

 

そのような歴史があるこの場所も、今は豪華クルーズ客船が停泊するようなところになりました。

(コロナの影響で最近は寄港していないようです。)

さらに、現在、ウォーターフロント地区として、市の再整備事業が進められています。

今以上に、世界に開かれた都市の玄関口として発展していくのでしょう。

 

技術監理部 大坪

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