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アンテナを張る

2015/4/27

職場復帰をしてあっという間に1年が経ちました。

育児をしながら働くということに四苦八苦しながら、職場の方達のご理解、協力、アドバイスがあって

今の自分がここにあるということ、とても感謝しています。

お休みを頂いていた1年間、実はこっそりいろいろなことにチャレンジをしてみました。

 テーマはいろいろな角度から建築を見てみるということでした。

設計をするということは一筋縄では行かないことばかりで、そこでたくさんの要素が絡んできます。

そこで大事になってくるのがアイディアであったり発想の柔軟さであったり、

いろいろな角度で見直してみるということが大事だと思っています。

 

私が以前から趣味程度に楽しんでいたアロマ。

発想という観点でふと目についたのが「香りで空間をデザインする」という発想でした。

はじめて聞いた方には?マークだと思いますが、要するにアロマオイルを調合し、

その香りでその空間らしさを表現していきます。

私達が生活をする中で、ふと懐かしいと感じる匂いだったり、雨が降りそうな匂いだったり、

ご飯の匂いでもうすぐご飯の時間と感じたり人は五感の中の嗅覚でいろいろなことを感じ取っています。

そのひとつひとつが記憶となり、気持ちが和らいだり落ちついたりした経験はありますよね?

同じ空間をつくっていくこととはいえ、どうしても日頃模型や数字で表現することが多い仕事なので、

感覚を研ぎ澄ませて香りで空間を創造することの難しさと、つもとは全然違う自分の感性

みたいな部分がすごく働いている感じがしてとても貴重で勉強になりました。

 

福岡でも空間をイメージする香りを芳香させている公共の建物もたくさんあり、

近場でいえば博多阪急、ソラリア、パルコなど意外とたくさんあります。

特に女性用のトイレなどはコンセプトに合わせた香りを作って

トイレの特別感をうたっている公共施設もよく目にするようになりました。

最近はニュースなどでもアロマが認知症に効果があるとして

高齢者施設に建設当初から取り入れられている施設も増えてきたようです。

香りというのは良く考えてみると建築と近い距離にたくさんあるんだと改めて気づかされます。

 

たまたま家族で訪れたONCRI(古湯温泉)も、リノベーションをして

新しくデザイナーズホテルとしてリニューアルしていたのですが、

ただ新しくするだけではなくそこで床の間アート作品が展示されていたりしました。

 

香りもリノベーションもそうですが、これからのものには付加価値みたいなものを取り入れていく姿勢が

新しいものが見出される鍵となっている気がします。

ちなみに古湯温泉「ONCRI」は、 「ぬる湯に浸かり時を忘れる、 山峡の湯治リゾート」のコンセプトのもと

アートを楽しめる宿として挑戦しているようです。

佐賀市富士町古湯という所にあり、福岡から車で1時間ぐらいでいけるので

ちょっとしたプチ旅行や日帰り温泉にもおすすめです!

 

今年も時間を見つけていろいろなものに触れながら、自分の幅を増やしていきたいと思います。

 

設計部二課 木谷

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