太宰府に行ってきました。
2018/5/11
気候も暖かくなり、植物も鮮やかに彩る季節となりました。
知人の影響もあり、建築・プロダクトのデザイン展だけでなく、植物関係の展覧会なども観に行く機会が増えました。
先日、4日間のみ太宰府天満宮で開催された「Nicolai Bergmann HANAMI 2050 -花を愛で、未来を想う-Flower Exhibition in Dazaifu Tenmangu」を観に行ってきました。
前回開催された2016年の展覧会も観に行きましたが、以前とは全く異なり、今回は「2050年 未来の花見」をテーマとして誰も見たことのない32年後の未来が表現されています。
様々な植物を組合せ構成した、新しい表現を見ることができました。
ニコライ バーグマンの作品は斬新であり、どの作品も美しいので次回も楽しみです。
また、観に行く機会を逃していたアートプログラム第10回展のピエール・ユイグの「ソトタマシイ」も観ることができました。
千百余年にわたるその変遷に想像をめぐらせて構想された「庭」です。
女性像の頭部は本物の蜜蜂の巣です。
隣りの梅の樹が開花している時期には、花の蜜を求めて大量の蜜蜂が巣に集まり、作品として一番見応えがあったと会場スタッフの方からお話を伺いました。
今回は観に来るタイミングが悪かったので残念でしたが、蜜蜂の巣・女性像・梅以外にもこの庭には他にも役者が存在していて(詳しい内容は割愛)、その役者がつくる生態系のお話など勉強になりました。
現在関わっている物件に人工的につくられた島と自然につくられた島の2つの島の教育施設があり、どちらも島自体が自然との関係をテーマとしている為、つくる建築も自然をテーマに、形や色などを検討しています。
ある尊敬する建築家が20世紀の建築を乗り越えて、21世紀の建築をめざすキーワードに「建築=自然」を挙げています。
ただ自然素材で表層を纏うのではない、もっと自然に近い大らかな空間をつくっていきたいと考えています。
設計部2課 井田