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火害建築物調査Ⅰ

2012/6/29

? 火害建築物とは火災の被害を受けた建築物です。この度初めて、火害建築物(共同住宅)の調査に携わりました。                    真黒な姿は見るも無残に見えますが、一般的にすすが残っている事は構造体にとってはダメージが少なく、逆にすすが残って無い部分が深刻な状態にあります。コンクリート表面は600℃以下ではピンク色、 950℃以下で灰白色、950℃以上で淡黄色になり、1200℃を超えると溶融します。(すすが残っている事は300℃以下であったという事です。)

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?調査は、①目視、打診 ②圧縮強度試験 ③中性化深さ測定 ④鉄筋引張り試験を行い、構造部材に対する火害等級を判定します。構造体へのダメージは500℃の受熱があったか、無かったかで判断します。?500℃以下であれば、1年程経過すると強度は90%まで回復します。500℃の受熱深さを簡単に調べるには、中性化深さを測定します。中性化の深さ=500℃の受熱深さとなります。今回の調査では中性化深さ(500℃の受熱深さ)は最大5mmで、これは鉄筋のかぶり厚さ30mmの範囲内なので中性化の深さ測定からは構造体への影響は少ないものと判断しました。

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